環境ホルモンが持つ新しい毒性メカニズムが、その後の17年間の研究で解明が進んできました。
近年問題とされている、ネオニコチノイド系をはじめとする農薬によるミツバチの帰巣本能のかく乱や、子どもの脳の発達への影響も、共通するメカニズムによるものだと考えられます。
ポイントとなる概念は「シグナル毒性」。体内の各組織の細胞は、各種のホルモンや神経伝達物質と結合する受容体というたんぱく質を持ち、細胞同士で相互に情報(シグナル)伝達を行っています。
環境ホルモンもネオニコ系農薬も、体内の細胞同士のシグナル伝達をかく乱することで毒性を発揮します。
そのため従来の毒性試験を元に設定された安全基準値を下回る、微量なばく露によっても悪影響を及ぼす場合があるのです。
日本における環境ホルモン研究の第一人者である菅野純さんは、国立医薬品食品衛生研究所 安全性生物試験研究センター・毒性部の部長で、また世界各国の毒性学会の連合組織である国際毒性学連盟の次期会長でもあります。
世界の毒性学の最先端の研究者から、毒性学の最先端のシグナル毒性の話を聞ける機会はめったにありません。ぜひご参加ください。
日時:2015年7月26日(日)
午後3:00~4:50
会場:中央大学駿河台記念館670室
東京都千代田区神田駿河台3-11-5
JR中央・総武線 御茶ノ水駅下車、徒歩3分、東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ
水駅下車、徒歩6分、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅下車(B1出口)、
徒歩3分、都営地下鉄新宿線 小川町駅下車(B5出口)、徒歩5分
資料代:1000円(会員500円)
参加人数把握のため、ご参加希望の方は
ファクス(03-5368-2736)かメール
(kokumin-kaigi@syd.odn.ne.jp)でご連絡下さい。
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