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化学物質過敏症 治療・研究の最前線(2009年10月3日)

  • 日時:2009年10月3日午前10時=午後5時
  • 講師:
      柳沢幸雄氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)
      石川哲氏(北里大学名誉教授)
      クラウス・デートリッヒ・ルノー氏(ドイツ・医師・環境病研究所)
      クラウディア・S・ミラー氏(米国・テキサス大学サンアントニオ健康科学センター教授) 
1990年代後半、建物内で発生する化学物質によるシックハウス症候群の多発などによ多くの人が化学物質過敏症を発症しました。これを受けて建築基準法が改正されるなど、シック予防策は一定程度進みました。2009年10月には「電子カルテ用標準病名マスター」に「化学物質過敏症」の病名が掲載されることとなり、この病気が事実上“公認”されました。

その一方で、規制されている物質の種類が限られていることなどのため、化学物質過敏症の発症は依然として続いています。また、化学物質過敏症は、発症から回復まで数年以上を要する場合も多く発症者の闘病が続いていますが、発症者の支援態勢はいまだ立ち遅れています。

さらに、化学物質過敏症を心因性とする立場の研究班の成果物が厚労省によって全国配布される等、この病気への対策の終結を図っていると見られる動きも出てきています。
このような中、国内・海外の化学物質過敏症治療・研究の最前線にいらっしゃる医師・研究者を招き、化学物質過敏症の最新の知見や発症者の社会的状況を探る国際市民セミナーを開催しました。
Posted in 国際市民セミナー