- 日時:2013年10月12日(土) 午後5:30~7:30
- 講師:フィリップ・グランジャン博士(南デンマーク大学環境医学教授)
市場に出ている10万種類の化学物質のうち、動物実験を実施して神経毒性が確認されているのは1000種類程度。
そのうち人間での神経毒性が判明しているのが200種類程度です。さらに子どもの発達中の脳への影響に関して規制措置が取られているのは日本ではたったの5種類(メチル水銀・鉛・PCB/ヒ素・トルエン)。ほとんどの化学物質の子どもへの影響は調べられてもいません。そうした状況で我々は何をすべきか。
フェロー諸島で毛髪水銀の調査で、微量水銀の胎児の脳への影響を証明し、世界的注目を浴びた南デンマーク大学環境医学教授フィリップ・グランジャン博士。2013年10月に熊本・水俣で開催された水銀条約のNGO会議に出席するため来日された機会に、特別に東京で講演していただきました。