- 日時:2013年8月30日午後6時30分~8時30分
- 講師:頼藤貴志氏(岡山大学大学院生命科学研究科准教授)
金子元郎氏(環境省環境保健部環境安全課)
安間武氏(化学物質問題市民研究会)
2013年10月9日に水俣で、10,11日に熊本で、水銀の使用を規制する国際条約の締結会議が開催され、水銀に関する水俣条約と命名されました。2002年から開始されたUNEP(国連環境計画)の世界水銀アセスメントで、水銀の工業的使用は、先進国では減少しているが、開発途上国では増加していること、水銀の環境中の排出量は増加する一方で、環境中に蓄積され、健康被害のリスクが高まっていることから、水銀の使用を規制する国際条約を制定することが国際的に合意されたためです。すでにEU、アメリカでは、水銀の使用を抑制し、輸出を規制する法律が制定されています。
水俣条約という命名だけがマスコミに取り上げられていますが、条約の締結で、日本にどんな影響が出るのでしょうか。有害化学物質の管理という観点から、日本の課題について、意見交換する学習会を企画しました。関心のある市民の参加を呼びかけます。
- 講演資料:頼藤貴志氏(岡山大学大学院生命科学研究科准教授)]
「低濃度水銀曝露の健康影響」
金子元郎氏(環境省環境保健部環境安全課)
「水銀条約の締約までの経過と内容」
安間武氏(化学物質問題市民研究会)
「NGOからみた水銀条約の課題」 - JEPAニュースでの報告記事