- 日時:2013年11月24日(日)午後1時~4時30分
- 場所:青山子どもの城9階会議室
- 講師:
ブルース・ランパール(Bruce Lanphear)氏 (カナダ・サイモンフレーザー大学健康科学部教授)
黒田洋一郎氏(環境脳神経科学情報センター代表)
アンーソフィエ・アンダーソン(Anne-Sofie Andersson)氏(CHEMSEC 理事)
発達途上の胎児や子どもの脳は、大人と違い外部環境の影響を受けやすく、一度有害な影響を受けるとその被害は一生涯続くことになります。市場には10 万種類の化学物質が使われていますが、その内、日本で子どもの発達中の脳への影響を理由に規制されているのはたった5 種類(メチル水銀・鉛・PCB・ヒ素・トルエン)に過ぎません。子どもは小さな大人ではない、だとしたら脆弱な感受性の高い胎児や子どもを守る化学物質管理が必要です。
2020 年までに化学物質の人への健康被害と環境影響を最小化するという2020 年目標が、2002 年のヨハネスブルグサミットで決議され、2006 年には世界行動計画が決定されました。世界各国が化学物質理体制の見直しを始めています。今回特に先進的な取り組みを進めるEU の化学物質管理の専門NPO 代表と、子どもへの化学物質に関するカナダの著名な研究者を招いて国際セミナーをしました。