- 日時:2020年12月9日(水)午後6時~8時
- 講師:
ピア・ジュール・ニールセン氏
CHEM Trust 環境ホルモン問題顧問。長年、デンマークの環境保護庁で化学物質部副部長として勤務。デンマークの環境ホルモン戦略の作成、デンマーク環境ホルモンセンターの設立にも関与した。近年はEUでの環境ホルモン判定基準の制定にも関与した。
ジュリー・シュネイダー氏
CHEM Trust 有機フッ素化合物問題担当。地球化学博士。フランスのニース・ソフィア・アンティポリス大学で8年間講師として働いた後、FoE(地球の友)を経て、2018年 からCHEM Trustに勤務。
胎児や子どもに深刻な影響を与える環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質 EDC)。
またその一つで日本国内外で深刻な汚 染を起こしている有機フッ素化合物(PFAS)。
EUでは世界に先駆けて規制が始まっていますが、それでも不十分だというNGOの批判も出ています。その尖峰でもあるCHEM Trust(化学物質、健康と環境監視トラスト)は「環境ホルモンのないヨーロッパ(EDC-Free Europa)」というネットワークを作り規制強化の提言を続けています。
今回CHEM Trustの 専門スタッフお二人に、EUにおける環境ホルモンへの規制と、有機フッ素化合物汚染への対策の最新動向をお話ししていただきました。
● 講演資料
「内分泌かく乱物質に関するEUの規制の変遷-ならびに最新の展開」 ピア・ジュール・ニールセン氏
「PFAS-永遠の化学物質世界的懸念の汚染物質」 ジュリー・シュネイダー氏
● 報告記事
本講演に関する報告記事は、こちらからご覧ください。
JEPAニュース Vol.127 Feb. 2021(p2-7)
● 講演録画
講演録画は、You Tube JEPA チャンネルよりご覧いただけます。