メニュー 閉じる

「松枯れ防止の農薬空中散布の中止を求めて」(2011年11月30日)

  • 日時:2011年11月30日(水)午後0時~1時30分
  • 青木淳一氏(横浜国立大学名誉教授)
    林一六氏(筑波大学教授)

松枯れ防止を目的とした農薬空中散布は、これまで莫大な予算をかけて行われてきたにもかかわらず全く効果があがっておらず、深刻な松枯れは全国に広がり続けています。

加えて、農薬空中散布は、人体被害を生じさせ、生物多様性を破壊するなどの悪影響をもたらしています。近年、松枯れ防止のために散布される農薬は、人体影響が少ないという理由で、有機リン系農薬からネオニコチノイド系農薬に移行してきていますが、ネオニコチノイド系農薬は、人体被害はもちろん生態系に壊滅的な打撃を与えることが報告されています。

農薬問題を考える連続学習会の第一回目として、農薬に依存することなく、生態系を保全しながら人の手によって松を保全していくという政策に転換することを皆さんと考えたいと思います。

Posted in 学習会・講演会