2024f年3月11日
講師:ヨナタン・クレイマーク博士(Jonatan Kleimark PhD)
ChemSec(The International Chemical Secretariat)
シニア・ケミカル・ビジネス・アドバイザー
有機フッ素化合物(PFAS)には1万種類以上あると言われていますが、現在国際的に規制されているのはPFOS, PFOA, PFHxSの3物質だけです。欧州連合では、1万種類すべてのPFASを一つのグループとして捉え、 原則全面的な製造・販売を禁止する法案が審議中です。最短で2025年中に採択される可能性がありま す。昨年9月までのパブリックコメントでは総数5,600件のコメントが提出されました。海外からの業界団体 の反対意見も多く、全パブコメの内20%ほどが日本からのもので、有機フッ素関連企業グループだけでなく、 日本化学工業会、日経連、なんと経済産業省からも反対の意見が出されました。
産業界からの大きな圧力と、国際的な市民社会からの支援の中で、EUにおける決定がどのように行 われるかは目を離すことができません。スウェーデン政府の出資により、有害化学物質のより厳格な規 制管理を目指して設立された非営利団体ChemiSec(The International Chemical Secretariat)のシニア・ ケミカル・ビジネス・アドバイザーであるヨナタン・クレイマーク博士に、EUのPFAS規制措置の最新情報を お話しいただきました。
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